【小説を書こう!】あらすじの書き方

どうも、きぃコニです。

創作した小説をどこかのサイトにアップするにしろ、賞に応募するにしろ、あらすじは必要になります。

賞に応募するとなると大体800字程度のあらすじを要求するところが多いです。

この800字、多いようでかなり少ないので想像よりも悩みます。

かくいう私も苦手なんですが。

長編だと10万字を超える小説をぐっと800字に圧縮するわけですからね。

今回はそんな小さきラスボス、あらすじの書き方ついて紹介していきます。

1、結末を入れるか否か

あらすじを書く上でよく言われるのが、結末を入れるのかどうか、という話です。

私は、ちょっと思うところがあって結末まで入れるようにしています。

まず、あらすじと言われてすぐ思いつくのは、書店で売っている小説や漫画の裏表紙です。

肝心なところをぼかして結末は書いていないことが多いですよね。

でもあれは、商品としてすでに完成していて売り物になっているからであって、応募するためのあらすじとしては趣旨が少し違う気がしています。

就活でいうなら履歴書に名前だけ書いて「詳しくはWEBで!」って書いているようなものだと思うんですよね。

向こうはこちらの技量をはかりに来ているので、聞きたいのは履歴書に書くような基本的なことではなくてもっと掘り下げた内容のはずです。

小説でいえば「何故この結末を迎えるに至ったか」ですね。

そこにあなたの技量が出るわけです。

極論を言ってしまえば、あらすじだけを見て何人かに話を書かせたら同じ話は生まれないはずなんですよ。

基本的な情報しか載ってないわけですから。

その上で、限られた文字数の中にどれだけ自分の小説のキーワードを盛り込んでいくかが腕の見せ所です。

サイトに小説をアップするときも同様です。

流行り廃りがありますから、似たような設定の話は溢れかえっています。

その中で自分の小説にしかないキーワードを盛り込んでいくわけです。

例えばサイトで連載中とか未完結の場合は、必ず結末まで書かなければいけないというわけではありません。

あらすじは、正直なところただのネタバレなので。

ネット上で連載中なのであれば触りの世界設定とか登場人物たちがどこで何をしていて、何が起きてどうなりそうなのかくらいでいいと思います。

応募する場合は完結力も考慮されるのであらすじに完結まで入れても問題は無いのでは?という話です。

応募する段階で完結しているはずですし。

2、起承転結を800字に分ける

私はあらすじを書くときに大きく起承転結を分けるようにしています。

割合的には

起:承:転:結 ≒ 2:2:3:1

という感じで文字数を分けます。

あくまで目安です。

「起」

の割合が「結」より多いのは、冒頭の世界観、登場人物の肩書きがどうしても入るからです。

「承」

「転」に向けての布石を置いていく感じにしているので、細かい出来事は入れずに小説全体の根幹に後半で触れます。イメージとしてはここから話を加速させていって「転」に繋いでいきます。

「転」

「承」の勢いのまま根幹の出来事をざっくり書いて、結末に向け話を収束させていきます。

「結」

そのまま話がどう終わるのかを書くので、そんなに文字数はかかりません。小説内に後日談を入れている場合がありますが、後日談については触れないようにしています。

試しにひとつあらすじを書いてみます。

(起)人の頭に虫が住み、感情を生み出している世界。最先端の街並みと住民により作り上げられたハリボテのような摩天楼が隣接する混沌とした街の中にある繁華街に頭の虫を殺す店『殺虫屋』はあった。『殺虫屋』を営む文々は、相方である店番と時折舞い込む依頼を淡々とこなし、頭に虫のいない人「ムシナシ」を生みだしていた。

(承)『殺虫屋』の噂を頼りに来店する人々の依頼をこなしていく中で出会った人と話すうちに文々は次第に自分の目的の為に「ムシナシ」を生みだしていくことに疑問を抱き始める。人は生きる以上自分のために誰かを犠牲にして生きているという店番の言葉を理解しながらも疑問が消えない文々は、店を休業することを決める。文々が『殺虫屋』を営む理由はただ一つ。父親の遺した『君へ』と書かれた一通の手紙を『君』に渡すことだった。

(転)市場と呼ばれる裏通りを徘徊していた文々は、連れ去られそうになるところを言霊の呪いを受けた「忌み人」である友人のリンに助けられる。何があったのか聞くリンに文々は疑問を打ち明け、後悔しないように生きろというリンの言葉に殺虫屋をやめることを決意する。リンと同じく「忌み人」の友人ツバキの言葉に突き動かされるように『君』を探し始める。リンから初めて自分の出自を聞いた文々は、友人らの力を借りて遂に『君』に辿り着く。老婆になっていた『君』に驚愕しながらも、自分が思っているよりも時が流れていることに気付き手紙が遅れたことを詫びて涙を流す。手紙を渡した文々は『君』から父親の思い出話を聞き、『君』とまた会うことを約束する。

(結)家に帰る途中、体の異変を感じた文々は家路を急ぐ。ツバキと店番の待つ家に帰り着いた文々は崩れ落ちるように倒れこみ、その様子を見ていた店番が虫を殺せば治ると言うが文々は首を横に振る。ツバキの手を借りて安楽椅子に座った「人形」文々は人形師である父親の記憶に思いを馳せながら目を閉じた。

どうでしょう。

これで大体800字です。

分かりやすいように起承転結の記号を付けましたが、本来は改行のみにします。

3、文字数を節約するためのコツ

舞台設定は一行で

世界観を表現するための舞台設定はなるべく最初に一行で書くようにしてください。

先ほどのあらすじでいうところの

人の頭に虫が住み、感情を生み出している世界。

が舞台設定に当たります。

ただでさえ少ない文字数で書いていくのでなるべく装飾はふるい落とした状態で書かないとあっという間に800字埋まってしまいます。

書こうと思えばいくらでもかけてしまうところですが、重要な部分に文字数を使うためにも舞台設定はなるべく短く説明するようにしましょう。

肩書は名前の上1回だけつける

人物の肩書や役職は、入れないわけにはいかないものです。

頭に虫のいない人「ムシナシ」

言霊の呪いを受けた「忌み人」である友人のリン

が肩書つきの人物紹介に当たります。

その人物の名前が出てくるたびに入れていく必要はありません。

その人物の名前が最初に出てきたときに1回だけつけるようにしましょう。

4、おわりに

いかがでしたか?

今回はあらすじの書き方について紹介しました。

作品の紹介文ですから短いながらも手は抜きたくないところです。

私もあらすじを書きあげるまで何日も悩むことがあります。

それだけ、短くまとめるというのは難しいということです。

その分うまく出来た時の達成感はありますから、挑戦してみてくださいね。

ではまた。

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